ドイツのミュンヘン市で約30年の歴史を持つという、子どもがつくるまち「ミニ・ミュンヘン」。子どもたちが「ミニ市」の市民になり、料理人や新聞記者、警察官などさまざまな仕事やお店、また議会や市長選といった活動を行うもので、日本でもミニ・ミュンヘンを手本にしたさまざまな取り組みが広がっている。
多摩市でもこのほど、そうした“子どものまち”の実現を目指す活動が始まった。多摩市関戸在住の矢田浩明さんらが結成したチーム「ミニたま(仮)」は、まずはミニ・ミュンヘンについて学ぶため、7月2日(土)に聖蹟桜ヶ丘駅近くのコミュニティセンター関一つむぎ館で講演会を開催する。
「子どもがつくるまち『ミニ・ミュンヘン』とは何か?」と題し、早稲田大学教授で「市民参加のまちづくり」などを研究テーマとし、「ミニ・ミュンヘン研究会」代表も務める卯月盛夫氏を講師に招く。時間は午後2時から4時まで。参加費無料だが、事前予約が必要(定員40人)。
矢田さんは「『ミニ・ミュンヘン』や“子どものまち”についてはもちろん、子どもと社会との関わり、子どもの遊びと学びなど、子どもの活動に関心のある方、ご参加ください」と呼びかけている。申し込みと問い合わせはチームミニたま( minitama55@gmail.com )まで。