多摩市は9月3日(火)から、市民が持参する食品の放射性物質検査を開始する。昨年9月から学校給食センター等4施設で児童・生徒に提供する食材の検査を行ってきたが、依然として市民から不安の声が寄せられていることから、市民の身近な食品にも検査対象を拡大する。
検査費用は無料で、市内在住、在勤、在学者から予約を受け付ける。ベルブ永山5階の準備室2に、消費者庁から貸与されたATOMTEX社製NaIシンチレーション検出器AT1320C(写真・多摩市環境部提供)を置き、検体中の放射性セシウム(Cs-134およびCs-137)の値を調べる。毎週火曜の午前10〜12時、午後2〜4時の合計4時間実施。検査の所要時間は1検体につき1時間で、1日最大4検体に対応する。なお、9月から11月までは予約に空きがあれば当日申し込みも受け付けるが、12月以降は検査日7日前までの予約に限る完全予約制に移行する予定という。
持参する食品は原則、包装やレシート等で入手先のわかる飲食物とする。500グラム以上を用意し、固形物の場合はペースト状か1センチ角以下の細切れにしておく必要がある。その他、注意事項や予約申し込み先、検査申込書のダウンロード先など、詳しい情報は以下のリンク先に掲載されている。
市民のみなさんからの依頼による食品の放射性物質検査の実施について (多摩市ホームページ)