自分だけのハローキティ、韓国アーティスト「超新星」、三菱の電気自動車『i-MiEV』、富士フイルムの3Dプリントシステム――魅力が盛り沢山のアトラクションがピューロランドに登場する。
サンリオピューロランド(多摩市落合1-31)が20周年を記念して、回遊型の新アトラクション『KITTY LAB』(キティラボ)を4月24日(土)から期間限定でオープンする。これに先立ち21日、同アトラクションの内容や「超新星」とのタイアップなどを報道関係者に説明するオープニングセレモニーが実施された。
サンリオエンターテイメントの代表取締役、佐藤誠氏は挨拶の中で、「今年36年目を迎えるハローキティは世界で活躍しており、このKITTY LABも香港で初披露されるなど、各国との提携も進んでいます」と説明。また、同アトラクションの提供企業である三菱自動車工業や、3Dプリントシステムを提供する富士フイルムについて、「(外国からピューロランドを訪れる来場者を通じて)メーカーも世界に情報発信できます。キティと日本の優れた技術を組み合わせ、愛のメッセージ、仲良しのメッセージを伝えていきたい」と語り、その意義を強調した。
同アトラクションの“スペシャル研究員”に任命された6人組の韓国アーティスト、「超新星」もセレモニーに駆けつけた。リーダーのユナクさんが「大好きなキティとのコラボを嬉しく思います」と語る一方、グァンスさんは「研究員として『カワイイ』を研究したい」と優等生的な発言。とはいえ、この日の控え室ではメンバーたちがキティちゃんに記念撮影をお願いするなど、微笑ましい場面もあったそう。5月頃には、超新星が登場するスペシャル映像の公開も予定されている。
また、テープカットには佐藤氏、超新星に加え、キティと、ハローキティのデザイナーである山口裕子氏も参加した。
セレモニーの後、報道陣にKITTY LABが公開され、アトラクション内のゲームを実際に体験しながら取材できた。ハンドバッグ風の「KTA」(キティのDNA)を手に、大学や病院、ブティックなどと名付けられたブースを回りながら、7つのゲームに挑戦してリボンや洋服を選び、オリジナルのキティを作り上げる。
ゲームの内容は、画面のクイズに答えたり、カメラに向かって手を振る、マイクに向かって声を出すなど、ごく簡単なもの。ただし、ゲーム後のアイテムを選ぶ時間が割と短いので、操作に手間取っていると不本意な(?)アイテムに決められてしまう。
ゲームを全部クリアしたら、フォトスタジオで写真撮影。レシートをもらい、出口のカウンターでこのレシートを出すと、すぐにカラー写真をプリントしてもらえる(写真代は通常写真が500円、3D写真が1000円)。
ラボ(研究所)という名の通り、独創的なアイディアと最新の技術を組み合わせて、ハローキティのキャラクターに新たな魅力を加えようという試み。子どもはゲーム感覚でハイテクに触れ、保護者の大人も知的好奇心をくすぐられるだろう。親子で一緒に楽しめるKITTY LABは、新たな顧客層の開拓にも大いに貢献しそうだ。(記事:高森郁哉 写真:Ami Kawada)
[明日はKITTY LAB内の模様や超新星のメンバーたちの写真をフォトギャラリー形式で掲載する予定です。]
KITTY LAB概要
開催期間:2010年4月24日(土)〜10月24日(日)
上演場所:1Fエンターテイメントホール
所要時間:約20分
料金:パスポートまたはJOY5(500円)
写真詳細:通常写真(カラープリント)1枚500円 3D写真(カラープリント)1枚1000円