『〜放射線を浴びた〜X年後』ベルブ永山で4/28上映会–伊東監督トークも - 多摩ニュータウン.com

『〜放射線を浴びた〜X年後』ベルブ永山で4/28上映会–伊東監督トークも

CapD20130412米国のビキニ水爆実験がもたらした深刻な影響のうち、隠蔽、黙殺され、歴史から消し去られかけた真実を明らかにしたドキュメンタリー映画『〜放射線を浴びた〜X年後』が、多摩市立永山公民館ベルブホールで4月28日(日)に上映される。午前10時と午後2時10分の2回で、各回上映後は伊東英朗監督の講演も予定している。
米国が1954年に太平洋のビキニ環礁で行った実験では、近海で操業していた第五福龍丸の被爆が大きく取り上げられる一方、他の多くの船の被爆ついては多くの人々の記憶、歴史からも消し去られていった。「闇に葬り去られそうなこの事件に光をあてたのは、高知県のある高校教師と高校生たちの地道な調査活動だった。その足跡を丹念にたどったのは隣の愛媛県・南海放送のTVマン。約8年にわたる長期取材の中で明らかになっていく事実、そしてたどり着いた機密文書とは…?」(作品紹介資料より)。

上映会を主催するのは、高知県室戸市出身で多摩市在住、福祉職に就いている「わりことし」こと谷本涼介さん。「この『X年後』を観た時にたくさんの漁師のおんちゃんが放射線を浴びガンになって亡くなっていることを知りました。放射能の情報がなかったり、生活をしていくために放射能症の症状があってもそれを隠さざるをえない状況だったり、現在の福島で起こっている問題が僕の地元、室戸でも起こっていたのです。今の福島が同じようになってはならない、この問題を繰り返してはならないと強く思います」と述べている。
なお、「わりことし」とは土佐弁で「悪戯っ子」を意味し、「悪戯っ子が軽やかに楽しみながらあちこちでいろんな人たちと少しずつ関わっていくように、重たい問題にこそユーモアを忘れずに、上映会をきっかけに今後も少しずつ仲間ができたらと思い立ち上げた一人ユニット」とのこと。

鑑賞券は大人(大学生以上)前売1300円、当日1500円。中高生、障がい者と付き添い者1名は各1000円ずつ。小学生以下は無料。予約とチケット取扱い所についての問い合わせは、080-2372-4304またはメール waricotosi@gmail.com へ。
劇場映画『X年後』公式サイト

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投稿日:2013/04/12