八王子市下恩方町の深沢山心源院の近くで10月27日、「東京マラソンの森」をつくるイベントが開催された。東京マラソン財団がチャリティ活動として取り組むスギ林の伐採と花粉の少ないスギの植栽等による「花粉の少ない森づくり」の一環で、支援先団体の公益財団法人東京都農林水産振興財団が主催した。
イベントには2名のチャリティランナーを含む24名が参加。除幕式で東京マラソンの森の看板がお披露目された後、6.54ヘクタールの対象地にイロハモミジやナツツバキなど約280本を植樹した。
また、ガイドに先導されて東京マラソンの森を散策し、寄付金がどのような形で役立っているのかを見て回った。
2012大会のチャリティランナーの渡部訓(さとし)さんは、「これまでチャリティをしたことはあったが、寄付されたお金がどのように使われているかを自分で体感するのは初めて。自分の手で植樹することで愛着がわきました」「今日自分が植えたところを覚えておいて、来年もまた来たいです」と語った。
同財団は現在、来年2月24日に開催される東京マラソンへの新しいチャリティ参加の方法として、チャリティ・サポートシステム「Run with Heart」への参加を呼びかけている。チャリティ出走を希望する人が専用サイトに登録して、10万円以上の寄付を自ら呼びかけるというもので、定員は先着順で3000名、締め切りは12月16日。申し込み方法や東京マラソンの概要など、詳しくは以下のサイトへ。