第6回TAMA映画賞授賞式(1):存在感増す多摩の映画祭 - 多摩ニュータウン.com

第6回TAMA映画賞授賞式(1):存在感増す多摩の映画祭

1-DSC_0095多摩市内3会場で約1週間にわたり実施される第23回映画祭TAMA CINEMA FORUMが11月22日に開幕した。この日パルテノン多摩大ホールでは第6回TAMA映画賞の授賞式が行われ、登壇した映画監督や俳優らが受賞の喜びを語った。
ベテランからニューフェイスまで、多摩の舞台に立った受賞者たちは例年にも増して豪華な顔ぶれで、集まった大勢の映画ファンと多摩市民を喜ばせた。俳優陣では、昨年NHKのドラマ「あまちゃん」で大ブレイクし、今年は『ホットロード』と『海月姫』(12月公開)で映画女優として本格始動した能年玲奈さん(左上写真)をはじめ、妻夫木聡さんや池脇千鶴さんら多数の主演作があるスターも、気さくな語り口で役作りの苦労などを振り返った。
1-DSC_0526『野のなななのか』で最優秀作品賞を受賞した大林宣彦監督(右写真)、『祖谷物語 〜おくのひと〜』で特別賞の蔦哲一朗監督がそれぞれ、キャスト・スタッフを4名ずつ伴って登壇したことも観客にとって嬉しいサプライズだった。常盤貴子さんや村田雄浩さんら、映画・テレビで幅広く活躍する俳優たちも作品賞の授賞式に参加したということは、「日本で最も早い映画賞」であるTAMA映画賞の価値が映画人に一層評価され、作品を広くPRする場としての有効性を認められてきたことの表れのように思えた。
1-DSC_0277セレモニーの中では、受賞コメントのほかに、監督と出演俳優や、共演した俳優同士のやり取りも。特に『青天の霹靂』で最優秀新進監督賞を受賞した劇団ひとりさんと、同作で主演した大泉洋さん(最優秀男優賞)による軽妙な掛け合い(左上写真)は、過去にタイムスリップした主人公のマジシャンが若き日の父とマジックショーで共演する場面の再現のようでもあり、「微妙に仲が悪い感じ」のアドリブで大いに客席をわかせた。
受賞は以下の通り。続報では、各受賞者のコメントを写真つきで紹介していく予定。
【最優秀作品賞】
『野のなななのか』
大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同
『ぼくたちの家族』
石井裕也監督、及びスタッフ・キャスト一同
【最優秀男優賞】
妻夫木聡(ぼくたちの家族、清須会議、ジャッジ!、小さいおうち、渇き。、STAND BY ME ドラえもん、舞妓はレディ)
大泉洋(青天の霹靂、清須会議)
【最優秀女優賞】
二階堂ふみ(私の男、ほとりの朔子、渇き。、四十九日の
池脇千鶴(そこのみにて光輝く、潔く柔く、くじけないで、神様のカルテ2)
【最優秀新進監督賞】
劇団ひとり監督(青天の霹靂)
坂本あゆみ監督(FORMA)
【最優秀新進男優賞】
菅田将暉(そこのみにて光輝く、男子高校生の日常、陽だまりの彼女、闇金ウシジマくん Part2)
太賀(ほとりの朔子、男子高校生の日常、人狼ゲーム、MONSTERZ モンスターズ、私の男、スイートプールサイド)
【最優秀新進女優賞】
能年玲奈(ホットロード)
門脇麦(愛の渦、闇金ウシジマくん Part2)
【特別賞】
『祖谷物語 〜おくのひと〜』
蔦哲一朗監督及びスタッフ・キャスト一同
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第23回映画祭TAMA CINEMA FORUM

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投稿日:2014/11/23