元中央大学教授で核燃料化学が専門の工学博士、舘野淳氏が10月19日(水)、多摩市ベルブ永山の消費生活センター・講座室で「福島第1原発の現状と収束への道 〜原発・原爆・各施設と放射能問題〜」と題した講演を行う。午後6時45分開演で、参加費は無料。
舘野氏は現在、核・エネルギー問題情報センターの事務局長を務め、主な著書に『廃炉時代が始まった―この原発はいらない』、『これでいいのか福島原発事故報道』(共著)などがある。3.11後は講演等を数多くこなす中で、炉心の崩壊熱、地下の汚染水、水素爆発などの脅威が依然残っており、「成り行き任せの対応はやめるとき」と警告。また、「福島の場合、完全に事故の始末がつくまでには10年、数千億円の費用がかかる」などと予想している。
主催は原水爆禁止多摩協議会で、同協議会の結成30周年企画講演会という位置づけ。問い合わせ先は多摩市関戸6-12・多摩市職員組合気付(042-373-0834)。