日野市多摩平の多摩平団地内で、UR都市機構から賃貸・譲渡された民間事業者3社が企画再生する新街区が、日野市・多摩市・八王子市・立川市に在住・在勤・在学者を対象に、名称を募集している。締め切りは2月15日(火)で、ホームページの応募フォームかハガキで申し込む。
同団地は1958年、「明るく開放的で緑にあふれた団地」をテーマに誕生した公団住宅。50年以上経った現在は、URにより賃貸住宅「多摩平の森」として再生が進められている。
URは団地の再生に民間事業者の創意工夫を活かし、既存住棟を有効に活用する実験的な試みを「住棟ルネッサンス事業」と位置づけ、株式会社コミュニティネット、たなべ物産株式会社、東電不動産株式会社の3社を選定。3社は「多摩平の森 団地活用計画」と仮称される街区の住棟5棟にそれぞれ、サポートスタッフが常勤する高齢者専用賃貸住宅、菜園付きの集合住宅、団地型シェアハウスを完成させる。
同計画のホームページでは、「新街区は、多摩平団地が大切に守ってきた豊かな緑とふれあい、“世代を超えた人と人、人と街、そして周辺地域とのつながりを再構築する”ことをコンセプトに誕生します。いつまでも愛される、この多摩平という街にふさわしい名称を」と呼びかけている。
募集締め切り後、選考委員による協議を経て、最終決定された街区の新名称を今月下旬にホームページ上で発表。最終決定案の提供者(同一提案者が複数の場合は抽選)に賞金5万円を贈るほか、この春から夏に予定されている街開きイベントへの参加・協力を依頼するという。
同街区の詳細や街区名の募集要項は、以下のリンク先のホームページ内に掲載されている。