多摩ニュータウン学会は11月25日(日)、啓発イベント「木質ペレットで多摩の緑は生かせるか?」を多摩市立グリーンライブセンター(多摩中央公園内)で主催する。NPO法人赤目の里山を育てる会理事長の伊井野雄二氏による講演と、ペレット製造・ペレットストーブ燃焼実演を予定している。
講師の伊井野氏は、三重県名張市の通称「赤目の里山」の保全整備に取り組み、その一環でパーソナルペレタイザー(超小型ペレット製造機)の共同開発にも関わった。講演の題は「里山の歴史とこれからの里山の維持管理・運営」(仮題)。会場は同施設のライブホールで、午後1時から3時30分まで。定員60名、先着順。
実演は、粉砕機とパーソナルペレタイザーを同施設の広場に設営し、その場で剪定枝等からペレットを製造して、ペレットストーブで燃やす。ペレットで調理ができるグリルヒーター「きりんさん」を使ったホットドリンクサービスも行う。こちらは午前10時から午後4時まで。
多摩ニュータウン学会員で有限会社アトリエU都市・地域空間計画室代表取締役社長の宇野健一氏は、「地域の貴重な再生可能なエネルギーである木質バイオマスの燃料活用の可能性を、広く多摩ニュータウンのみなさんに見て、聞いて、触れて、味わって、感じていただくことにより、木質バイオマスが里山保全やCO2削減に役立つ可能性があることを知ってもらうことが目的」と述べている。
協賛は、NPOいなぎ里山グリーンワーク、NPO南山の自然を守り育てる会、稲城グリーンウェルネス財団、多摩市グリーンボランティア連絡会、NPOフュージョン長池、エリアマネジメント南山ほか。