多摩ニュータウン学会は6月27日(日曜)午後、2010年度学会総会と研究活動報告会を開催する。会場は首都大学東京(南大沢駅下車徒歩5分)の91年館・大会議室で、総会は午後1時開始。2時15分から4時までの報告会には会員以外でも無料で参加できる。当日の入会も可能とのこと。
報告会のプログラムは、松本真澄氏(首都大学東京)と田中まゆみ氏(元首都大学東京大学院)による「コミュニティ形成から見る多摩ニュータウンの再生 〜母親層を中心とした文庫活動の事例など〜」、濱野克庸氏(株式会社ベネッセコーポレーション広報部)の「子育てに対するベネッセコーポレーションの取り組み」、中庭光彦氏(多摩大学総合研究所・多摩大学地域活性化マネジメントセンター)の「多摩大学によるプロジェクト型地域学習の取り組み 〜地域活性化人材をいかにして育てるか〜」の3つ。
報告会の終了後は、首都大学東京国際交流会館内のフレンチレストラン「ルヴェソンヴェール南大沢」で立食の懇親会も予定されている(会費3500円)。
また、同学会は5月下旬、学会誌「多摩ニュータウン研究」第12号を発行し、会員へ配布するとともに、一般向けにも販売を開始している。B5版、196ページで価格は2000円。今号の特集は「子どもを育てる」で育児がテーマの対談や活動報告が充実しているほか、他地域の商店街や団地の事例報告なども多角的な視点を提供してくれる。ほかにも、「多摩のホタルを次代へ残そう」(小俣軍平氏)、「地域大学が関わる地域経営システム」(片桐徹也氏)、「第6回謎解き多摩ニュータウン〜蔵出し資料を読む(1)戦車道路に本当に戦車は走ったのか〜尾根緑道の変遷の不思議」(篠原啓一氏)など、ユニークな切り口と綿密な調査で読ませるバラエティ豊かなレポートが楽しめる。
[多摩ニュータウン学会サイトの情報]
2010年度総会・活動報告会開催のご案内
(編集部より:同学会理事の三好正義氏から「多摩ニュータウン研究」第12号を献本いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。)