多摩市は3月19日、同日から永山公民館(永山1-5 ベルブ永山内)を福島原子力発電所の避難者を受け入れる一時避難所にすると発表した。定員は先着順50名で、利用期限は3月31日まで。宿泊場所の提供のみで、食事や風呂の提供はない。
同館の鈴木恭智館長によると、避難所は3階の消費生活センター講座室とギャラリー部分に設置。市ではこの日受け入れを発表したばかりで、午後2時の時点でまだ避難者はいないが、ブースの整備や対応マニュアルの作成など、支援体制を整えているという。市民から食料等の寄付を受け付けるかどうか尋ねたところ、市の広報広聴課と検討し改めて発表するとのことだった。
また、岩永ひさか市議会議員のブログによると、多摩市はまた、4月1日から同月末まで、平成23年度北豊ヶ丘小学校と統合される北貝取小学校の校舎(貝取1-26-1)で震災罹災者250名を受け入れるという。一時的な居室機能の提供、市内民間賃貸住宅や公営住宅などの斡旋、健康相談を行い、食事及び風呂などのサービスは提供しない、とのこと。[午後6時15分訂正:打ち消し線部分は現在検討中で、確定した情報ではありませんでした。おわびして訂正いたします。]
岩永市議は、「今の段階で食事や風呂のサービスのことまで視野に入れたコーディネートをすることは難しいのかもしれませんが、市内のスポーツクラブや温泉施設(コミセンとかも含めて?)、何とか対応できないものか・・・」と現時点での支援策にもどかしさを表しながらも、「この緊急事態に私たち市民としてもできる限りの協力をしたいものです」と呼びかけている。
(写真は2010年9月撮影。奥の建物がベルブ永山)