パラリンピック競泳の金メダリストで、「全盲の熱血教師」としても知られる河合純一さんが4月14日(木)、多摩市の唐木田コミュニティーセンター(からきだ菖蒲館)で「夢追いかけて」と題した講演を行う。時間は午後1時30分から2時30分までで、入場無料。
1975年に静岡県浜松市西区舞阪町で生まれた河合さんは、先天性ブドウ膜欠損症のため生まれつき左目の視力がなく、少しだけ見えていた右目も15歳の時に完全に失明。だが、5歳から始めた水泳で1992年のバルセロナから2008年の北京まで5度のパラリンピックに出場、金メダル5個を含む計21個のメダルを獲得した。
職業は、地元中学校の社会科教師、障がい者への水泳指導を経て、現在は東京大学教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センターで協力研究員として働いている。
教師になることと、水泳で世界一になることという、幼い頃からの2つの夢を実現してきたこれまでの経験から、「皆さんに夢の力で勇気や希望を持っていただきたい」としている。
主催は三陽株式会社(多摩市愛宕4-9-7、電話042-311-0555)で、協力は「多摩市の明日を考える会」。