多摩市と学校法人日本医科大学は1月26日、市立東永山小学校跡地(永山3-9)を活用して病院の開設を目指すことで合意し、確認書を締結した。市が27日の定例記者会見で発表した。
日医大は1977年(昭和52年)に総合病院の付属多摩永山病院を開設して以来、同院の運営を通じて長年にわたり地域の医療に取り組んできた。新施設の内容や開設時期は未定だが、市と協力して開設に向け諸課題の解決等を推進するという。
同跡地の敷地面積は約2万753平方メートル。現在は東永山複合施設として、福祉や創業支援、市民開放等に暫定利用されている。
市は昨年7月、諏訪・永山地区住宅市街地総合整備事業(案)を策定し、諏訪2丁目住宅の建て替え区域を拠点として多摩ニュータウン初期入居地区の再生事業を進めている。西永山複合施設として暫定利用されている西永山中学校跡地には、特別養護老人ホームを誘致し、2013年に開設を目指す。旧東永山小、諏訪2丁目、旧西永山中を含む約73ヘクタールを同事業の「重点整備地区」と位置づけ、今年から2015年にかけて公園・駅前駐輪場・自転車歩行車道等の再整備も合わせて実施する。