(Hanako1990年1月18日から)
多摩ニュータウンにはバブル時代、素晴らしいスポットがたくさんありました。
そのバブルのまっただ中にオープンした“イーティアム”
イート + ミュージアム で イーティアム
“カリフォルニア・キュイジーヌ”
“空間の豊かさによる解放された非日常的な空間”
“巨大建物は食の博物館”
“ニューファミリー”
“新食生活者のためのコミュニケーションミュージアム”
と誰もが浮かれていた時代にピカピカしたキーワード
プラネタリウムがあり雑貨屋あり、手作りケーキありと
その時代のはやっているもの全部詰め込んだスポットでした。
「ディスコありプラネタリウムありの巨大建物は食の博物館」
イートとミュージアムをくっつけたらできてしまったのがこのイーティアム。とにかく広いので、ここの上手な利用法を教えましょう。まず、レストランでディナー、コースでも楽しめるが、パスタやサラダなどいろいろ注文してシェアしながら食べるのもよい。お腹が満足したらマーケットでぶらぶら。テーブルまわりの小鉢やハインツの製品など素敵なグッズいっぱい。買い物して幸せになったところでいよいよスペキュラへ。日本初の光ファイバーを駆使した星のドームでロマンチックタイムはいかが。金曜はディスコになる。(Hanako1990年1月18日)
(アミューズメント産業から)
「駐車場から中に入ると、2階へ通じる階段がある。この階段は板貼りの今風のつくりで、階段を登るとおしゃれな門が待ち構えている。
2階はとにかく天井が高く、また光を多く取り入れる明るい雰囲気をかもし出すように天窓が設けられている。さらに天窓の周囲には、壁画が描かれている。
イーティアムの基本テーマはカリフォルニア。その太陽がさんさんと照りつけ、解放的な雰囲気を提供するという考えから、こういった構造になっているのだ。(アミューズメント産業から)
- 住宅・都市整備公団から要請されたのは、多摩ニュータウン内サービスインダストリー地区で飲食業を開発・運営すること。
- 料理のイメージは「カリフォルニア・キュイジーヌ」
- アメリカの豊かなライフスタイルを意識しショップアイデンティティとして「カリフォルニアシーン」をイメージ
- コンセプトは「新食生活者のためのコミュニケーションミュージアム」
- 岡本裕之総支配人「食を中心にして、そこに生活のひろがりを提案したい」
- 総投資額は約10億円
- 手作りケーキの店には世界各国のチーズや手作りのサンドウィッチが販売
- オープンキッチンになっていて、アメリカのお母さんが作るケーキ作りをイメージしている。
- ドーム型のティー・ラウンジ&バーはDJ席もある。
- ドームの天井はフロリダの夜空をイメージしたプラネタリウム。CGと光ファイバーで投影するシステム。
- 円形のステージでは毎月第2日曜日にクラッシックコンサートを開催。このステージの下にはフラワーショップが。
- 年間売り上げ目標は3億6000万円
- 初年度の年商は予定の3倍くらい
- ランチタイムの客単価は1500円前後
■イーティアム概要
- 事業主体:株式会社レストラン狭山
- 運営主体:株式会社フォルザオペレーションシステムズ
- 敷地面積:3563.71平方メートル
- 建築面積:1716.72平方メートル
- 延床面積:3394.98平方メートル
- 構造:S構造(一部RC構造)
- 主要用途:レストラン
- 所在地:多摩市南野1-2-5
- 1F:駐車場 1123.62平方メートル 74台収容
- 2階
10:00-23:00
レストラン パスタ・ドリア・グラタン等のライトミール 158席
スペキュラ 光ファイバーで星座を映し出すドーム型のティー&バーラウンジ 48席 - 10:00-22:00
ハウスケーキ オリジナルケーキ販売店
デイリーズ テーブル周りの小物の物販店
ダイアナ 花の配送を行うフローリスト
インフォ 「チケットぴあ」によるチケット販売
ギャラリー 展示スペース - 土日祭日 11:00-15:00
カリフォルニアブランチ ビュッフェ形式で
大人 1600円 子供1000円
今はパルシステムになっています。
生まれては消え生まれては消えの動き続けるニュータウン
今度行こう、じゃなくすぐに行かなくては後悔します。
この素晴らしい施設に行けなかった、見れなかったことは大きな損失です。
■参考資料
- Hanako
- アミューズメント産業
- 近代企業リサーチ
- 商業界
- レジャー産業
- 国土地理院:地図検索表示画面