3月20日(火)に味の素スタジアム(調布市)と都立武蔵野の森公園特設周回コースで開催される第3回中学生「東京駅伝」大会に、国士舘大学救命医療チームと多摩市の中学生がメディカルサポートチームとして参加する。中学生が専門的な応急手当を学んで補助するもので、全国的にも稀なケースという。
参加するのは多摩市内の中学1〜2年生の希望者で、男女合わせて34名。大会本番までに、国士舘大学体育学部スポーツ医科学科や多摩消防署の協力を得て、心肺蘇生法、自動体外式除細動器(AED)の使用方法や救急医療従事者を学ぶ。
生徒の中には、「昨年の大震災などから救急医療にとても興味を持っていたので参加しようと思った」など、東日本大震災が動機になった子も。大会当日は定位置にペアで待機し、選手らの安全を見守るという。
同大会は区市町村代表の中学2年生が襷(たすき)をつなぐ東京都教育委員会主催のスポーツイベントで、今年は50チーム、男女計2100人が参加。男子の部は42.195キロメートルを17人で、女子の部は30キロを16人で走り継ぐ。
平成22年3月に中央区晴海埠頭特設コースで開催された第1回は、男子・女子の部とも町田市が1位。多摩市は男子が31位、女子が29位という結果だった。なお、昨年3月21日に予定されていた第2回は、東日本大震災による影響で中止となった。
-第3回中学生「東京駅伝」大会、3月20日開催!- (東京都教育委員会)