多摩地域をキャンパスに見立て、誰でも気軽に参加できる生涯学習の場を展開する東京にしがわ大学は9月8日、多摩市市民活動情報センターで「多摩の魅力をみんなで考える マチモンとソトモンの授業づくり」と題した授業を開催した。多摩市が協賛し、地元をよく知る「マチモン」が8名、市外から訪れた「ソトモン」7名が参加した。(記事協力:天野洋嗣さん)
「多摩市を舞台に東京にしがわ大学の授業をするなら、どんな企画にする?」を考える授業。まず授業コーディネーターの天野洋嗣さんが地元住民から市の歴史や名所、名物について聞き出し、それをもとに、住民と市外からの参加者がまじって小グループで討論した。
最後に全体で話し合った結果、「多摩市の隠れた名物の味噌を作る」、「多摩ニュータウンの公園の秘密に迫る」、「映画『耳をすませば』のまちをつくる」など、ユニークな授業のアイデアがまとまった。
天野さんは「マチモンが地元の人材や名所について語る熱いパワーと、ソトモンが客観的に企画を立てる冷静さに、新たな化学反応がみられた一日でした。ここでできた企画が実際に多摩市での授業になるかどうか、これから検討していきたい」と話していた。