多摩市のバスの歴史 - 多摩ニュータウン.com

多摩市のバスの歴史

多摩市のバスの歴史

夏休み最後の日なので“自由研究”として
多摩市の路線バスの歴史をアップします

現在多摩市には路線バスが網羅されており少し歩けばバス停があります。
しかしニュータウン開発前はバスも鉄道も走っていませんでした
多摩センター(落合)や永山にバスを頻繁に走らせるほど乗客も見込めず
昭和31年になんとか桜ヶ丘から中沢まで開通させニュータウンの入居後
桜ヶ丘から諏訪2丁目まで運行が開始され。
大混雑の中都心へ通勤・通学していました。

夜も早く終わり何かと不便なバスだったのですが
そのバスが多摩市に入ってくる時は相当苦労して開通させました。
バスが“多摩村”の中心に入ってきたのは昭和31年です。

多摩市、当時多摩村の中心部にはバスは走っていませんでした。
昭和24年8月10日に京王バスが桜ヶ丘から和田を経由に八王子市に
至る路線を開通させましたが、
多摩市のメインルートも幅が狭く警察の許可もなかなか下りない状況
村長、地元の名士の方やバス開通を願う人達が警視庁まで陳情に行き
・すれ違える場所を数十箇所設置すること
・バスの運行は1時間に1本程度
などの条件でなんとか開通にこぎ着けました

昭和31年2月16日
小泉角之助商店前の落合中沢バス停から桜ヶ丘まで運行開始(片道20円)

多摩市のバスの歴史

国土地理院1950年の地図

このバス停の名称も
落合中沢
中沢入口
など資料によって違っています
この開通日には赤飯が出るほどの喜びようだったらしいです。

多摩市のバスの歴史

昭和33年6月10日に神奈川中央交通の聖蹟桜ヶ丘〜鶴川線が開通
さらに37年3月20日に桜ヶ丘〜連光寺線が開通しました

多摩市のバスの歴史

昭和46年3月に諏訪・永山地区の入居開始から
ニュータウンの開発に合わせて路線バス網が発達していきます。

そして平成9年多摩市ミニバスが運行開始し
多摩市の細かい部分もサポートされバスでほとんどの所へ行けるようになりました。

多摩市のバスの歴史

昭和31年2月16日 中沢入口まで京王バス運行開始 桜ヶ丘まで片道20円
昭和32年8月 府中カントリー〜国際ゴルフ場延長
昭和33年4月1日京王バス、上落合まで運行開始
昭和33年6月10日:神奈中・京王 桜ヶ丘〜鶴川
昭和35年2月 京王バス:関戸〜上落合>府中カントリーまで延長
昭和37年4月1日 唐木田〜相模原駅を神奈川中央交通が運行開始
昭和45年 唐木田〜相模原駅・神奈川中央交通廃止
昭和46年3月26日 京王バス・神奈中:桜ヶ丘〜諏訪2丁目
昭和46年8月10日:神奈中・京王:桜ヶ丘〜諏訪4丁目
昭和47年3月16日 京王バス 桜ヶ丘〜愛宕団地
昭和51年3月23日 京王バス:多摩センター〜豊ヶ丘4丁目
昭和54年4月23日 神奈川中央交通:桜ヶ丘〜永山5丁目
昭和54年11月 京王バス:桜ヶ丘〜諏訪南公園循環
昭和57年3月20日 神奈中:多摩センター〜鶴牧循環
昭和58年3月:京王バス:桜ヶ丘〜豊ヶ丘4丁目
昭和58年7月21日 京王バス:多摩車庫開設
昭和59年4月2日 京王バス:多摩営業所開設
昭和59年4月 京王バス:多摩センター〜鶴牧

平成9年11月 多摩市ミニバス運行開始
平成24年9月23日 桜92系統運行開始

参考資料
多摩丘陵のあけぼの(前編)から
落合の出来事覚書
多摩町誌
Wikipedia

“多摩市のバスの歴史”の関連キーワード

★アップデート:2024/08/31
投稿日:2016/08/31