東京電力は3月22日、昨日までの3連休の間は実施しなかった計画停電を、第1グループ(午前9時20分〜午後1時)から再開した。続く第2グループ(午後12時20分〜午後4時)でも実施されたが、同グループの多摩市では先週と同様、一部地域での停電にとどまった。
多摩市のように、同一グループ内に含まれるにもかかわらず停電が実施される区域と実施されない区域に偏りがある自治体も複数あり、東電や自治体に問い合わせや苦情が多く寄せられているという。各社報道によると、計画停電の実施をより明確化する目的で、東電は現在の5グループをさらに5つずつに分け計25グループに細分化する方針で、早ければ今月末にも公表されるとのこと。
同社はまた、その日の1時間ごとの電力使用実績やピーク時の供給力を示すグラフの掲載を開始した。日々の電力の使用状況を知らせることで、節電への協力と計画停電への理解を得るのが目的。なお、グラフのページによると、22日のピーク時供給力は3700万kWとなっている。
電力の使用状況グラフ (東京電力)