3月11日14時46分頃宮城県沖を震源地とするマグニチュード8.4の地震が発生し、多摩市では震度5弱の揺れが観測された。市は地震発生から10分以内に災害対策本部を設置し、市内の被害状況の把握や市民の避難誘導等の対策に努めた。
市内の主な被災状況としては、南野2丁目の一本杉橋で主塔のコンクリート剥離があり通行止めになったほか、貝取の一部では停電になったがその後復旧している。また、東寺方3丁目でのボヤ発生、和田3丁目での室内閉じ込め、落合4丁目でのポリタンク灯油流出についてはいずれも対応済み。そのほか市内各所で瓦落下、漏水、塀・物置の倒壊が起きている。
さらに多摩市は同日午後7時50分までに、市内3駅で帰宅困難な人に利用してもらうため、聖蹟桜ヶ丘駅の健康センター、永山駅のベルブ永山、多摩センター駅のパルテノン多摩での受け入れを決定した。
今後電気の供給力が不足する恐れがあるため、市は「不要な照明や電気器具の使用を控えていただくなど、節電にご協力ください」と呼びかけている。
[※3/12更新:気象庁が今回の地震を「東北地方太平洋沖地震」と命名したことを受けて、記事タイトルの一部を変更しました。]
3月11日発災 地震情報 (多摩市ホームページ)