自然食品と共働と里山体験–2014アースビジョン多摩で市民トーク - 多摩ニュータウン.com

自然食品と共働と里山体験–2014アースビジョン多摩で市民トーク

パルテノン多摩小ホールで2月22日(土)、環境ドキュメンタリー作品の上映イベント「2014 EARTH VISION 多摩」が開催された。第10回の今回は「自然との共生」がテーマ。『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』(河邑厚徳監督、2012年)、『風のなかで〜むしのいのち くさのいのち もののいのち』(筒井勝彦監督、2009年)、『南の島の大統領-沈みゆくモルディブ-』(ジョン・シェンク監督、2011年)の3作品が上映され、合間の「多摩市民トーク」では多摩市を拠点に活動を展開する女性2人が報告を行った。
自然食品の店「あしたや」を運営する長尾すみ江さん(左)は、長男にアトピーがあったことがきっかけで「食」に関心を持ち、茨城県の生産者の協力を得ながら「作り・運び・食べる」グループを立ち上げたこと、またハンディを持った人たちと一緒に暮らす市民活動にもかかわってきたことから、障害者らと共に自然食品の販売と配達を行う「あしたや共働企画」の設立に至ったと説明。「生産者と消費者の関係が分断されがちな現代の社会、顔の見える関係、つながりを築いていくことが大切だと思う」と語った。
SATOYAMA▲楽校の代表を務める小田佳奈子さん(右)は、「自然の中で親と子供の五感を育む」「子供自身の『生きる力』を育む」などをテーマに、多世代が楽しみながら里山の暮らしを体験する活動を行ってきたと報告。聖蹟桜ヶ丘の蔵を借りてのだんご作りと月見会、八王子市堀之内で七草を摘んで七草がゆを食べる集まりなどを通じて、生産者や地域の高齢者と交流しながら親子が一緒に学び、成長してきた様子を語った。

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投稿日:2014/02/24