多摩NPOセンター(多摩市永山3-12 西永山複合施設2階)で9月18日午後、市民団体同士の交流を図るプレゼンテーションイベント「i-cafe」(アイ・カフェ)が開催された。この日のテーマは「地域・人・活動をつなぐ“メディア発信”」で、NPO「地域と市民の放送局」代表の山野篤氏がプレゼンターを務めた。主催は多摩NPOセンター運営会議。
山野氏は第1部のプレゼンテーションで、これまでの活動として市民活動等の紹介・記録ビデオ制作、CSテレビ番組制作、市民ロビーマルチビジョン中継などを挙げる一方、今後の課題として報道系番組・ビデオの制作やイベント配信などに力を入れたいと述べた。
第2部の「情報交流」では、地域メディアを運営する企業や参加した団体の代表者らから、多摩市および近隣地域でメディアをビジネスとして成り立たせるうえでの厳しい経済的状況が指摘され、メディア事業単体では黒字化が容易ではないことが率直に語られた。一方で、地域メディアが提携し、各自の強みや持ち味を活かして多摩市の魅力を多面的に発信することで、地域の活性化に貢献するという目標も示された。
同会議はi-cafeをシリーズ化していく意向で、第2回は11月27日(土曜)を予定している。
[補記:一参加者としての感想や意見を、改めて編集長ブログで書く予定です。(高森郁哉)]