TAMA映画フォーラム実行委員会は10月10日、第5回TAMA映画賞の各部門受賞作品を発表した。最優秀作品賞は大森立嗣監督の『さよなら渓谷』(左写真)と沖田修一監督の『横道世之介』。
授賞式は、今年のTAMA CINEMA FORUMの初日にあたる11月23日(土)にパルテノン多摩で開催される。大森、沖田両監督をはじめ、松田龍平、吉高由里子など人気俳優も登壇する予定だ。
選考対象は、2012年10月から2013年9月に一般劇場で公開された作品および監督・キャスト・スタッフ。市民ボランティアの実行委員らが合議により選考している。
『さよなら渓谷』は、「極限の愛の形・人間関係のなかで、人間の持つ繊細さと力強さ、愛と憎しみ、罪と赦し、そして再生と希望を、スクリーンの中で言葉と沈黙と痛みをもって鮮烈に表現した」として選ばれた。
一方の『横道世之介』(右写真)については、「何気ない日常のできごとや些細な記憶、人間の優しさや愛おしさを心地良いテンポでユーモラスに描き、『世之介』に出会えたことで、自分もまた、誰かの人生に関わって生きているということの素晴らしさに気付かせてくれた」としている。
そのほかの受賞は、▽特別賞:原恵一監督『はじまりのみち』、大根仁監督『恋の渦』▽最優秀男優賞:松田龍平▽最優秀女優賞:真木よう子、吉高由里子▽最優秀新進監督賞:中野量太監督、白石和彌監督▽最優秀新進男優賞:星野源、池松壮亮▽最優秀新進女優賞:黒木華、刈谷友衣子。登壇予定者など、さらに詳しい情報は以下のリンク先に掲載されている。
第23回映画祭TAMA CINEMA FORUM