サクラのまちをサクラの特産品で盛り上げよう――。多摩市内で咲く八重桜の花を原料に、地元店が製作したケーキや和菓子が4日、「第29回せいせき桜まつり」会場で限定販売される。
販売ブースが設けられるのは、聖蹟桜ケ丘駅近くの京王ストア前。桜の塩漬け(1パック250円)、桜シフォンケーキ(1カット300円)、桜大福(1個180円)、道明寺(1個180円)などが並ぶ予定だ。
桜ケ丘商店会連合会と、地域の有志で活動する「せいせき観光まちづくり会議」(森田利夫座長)が2008年春から進めてきた取り組みで、まちのシンボルでもある桜をモチーフに特産品を開発することで観光資源としての桜を見つめ直し、「聖蹟桜ケ丘の桜」の認知度アップを狙う。
特産品開発に向けて、手始めに取り組んだのは八重桜の花の塩漬け作り。メンバー有志が、一大産地である神奈川県秦野市を訪ねて作り方を習い、八重桜の木がある多摩市関戸の農家の協力を得て多摩市産の桜の花の塩漬けを作った。
これを原料に地元商店がさまざまな桜商品を試作。地域の桜まつりや夏祭り、食育フェスタなどで市民に試食してもらった反応を基に品数を絞り込み、好評だった商品を今回「桜の特産品」として販売するまでこぎ着けた。
聖蹟桜ケ丘駅周辺の桜は、ちょうど桜まつりのころに満開を迎えそうな模様。咲き競う桜を愛でながら、地元産の桜スイーツを味わってみてはいかが?
せいせきshop.com
(桜ケ丘商店会連合会公式webサイト)