冨樫監督の声高らかに、新生ヴェルディが多摩陸で始動 - 多摩ニュータウン.com

冨樫監督の声高らかに、新生ヴェルディが多摩陸で始動

9月15日にシーズン途中ながら三浦泰年監督を解任、冨樫剛一新監の就任を発表した東京ヴェルディは17日、今月予定されている多摩市立陸上競技場での最後の公開練習を行った。緑に囲まれた涼風そよぐグラウンドには、若い選手たちを鼓舞する新指揮官の力強い声が響いていた。
クラブの危機的状況に立て直しを図るべく指名されたのは、2012年からユースの監督を務めている冨樫監督。新体制となって2日目の練習、アップしている選手たちをチェックしながら、その様子を笑顔で見守っているのが印象的だった。実戦的なポゼッションの練習になってからは、良いプレーをしたそれぞれの選手の名前を呼びかけるなど、チームが置かれている状況とは裏腹にチームの雰囲気はとても明るい。また、監督がスタッフと同じウェアを着用していることも、一体感を生むのに一役買っていた。
ユース時代をともに過ごし、特徴を良く知っている選手も数多く、コミュニケーションをとる機会は以前よりも増えているようだ。練習を終えた選手たちが口々に言う監督の印象は「気さくで、明るい人」。その言葉の通り、帰る際には受付の職員に「おばちゃーん、今度から監督になっちゃったんでヨロシクねぇ」とにっこり。今までもトップチームの練習に帯同し、多摩陸を何度も訪れている監督ならではの挨拶だった。
今季リーグ戦は残すところあと11試合。冨樫ヴェルディ初采配となるJ2第32節のカターレ富山戦(13:00キックオフ)は9月20日の土曜日、味の素スタジアムで行われる。ホームタウンである多摩市、稲城市、日野市、立川市の4市合同サンクスマッチに注目したい。
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TOKYO VERDY(C)
冨樫監督プロフィール
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投稿日:2014/09/18