多摩市長選：候補者へのアンケート調査(3)相沢けい太氏 - 多摩ニュータウン.com

たまプレ！がこのたび実施した、多摩市長選挙（あす投開票）立候補者3氏へのアンケート調査。第3回は、新人の相沢けい太氏から寄せられた回答を掲載する。
◆基本情報
1．候補者名表記：相沢けい太
2．本名：相澤慶太
3．年齢：33
4．現在の職業：不動産管理会社役員（取締役）
5．選挙事務所の所在地：東京都多摩市馬引沢2-14-14
6．家族構成：父、母、兄、弟
7．趣味：ジョギング
8．公式サイト：http://aizawa-tama.jp/
 
◆少子高齢化対策と多摩ニュータウン再生
Q1．多摩市は全国平均よりも速いペースで少子高齢化が進んでいるとの調査もある。歯止めをかけるためにどのような対策を打ち出したいか。
多摩市が全国平均に比べて少子高齢化が進んでいる原因は、他の都市に比べてファミリー層の転入が少ないため、相対的に少子高齢化のスピードが高まってるからであると考えている。ファミリー層の転入に向けて、育児のしやすい街づくりに取り組んでいきたいと考えている。
Q2．ニュータウン開発の最初期に建設された諏訪2丁目住宅の大規模建替は高い注目を集めたが、同じ方式がすべての団地で適用できるわけではない。団地など集合住宅の建て替えや改修に関して、市としてどのような方針でサポートし、多摩ニュータウンの再生に取り組むべきだと考えるか。
団地の特性として、1つの構造物に様々な経済的、社会的背景をもつ住民の方々が住まわれており、建替えや改修に対する考え方も一様でない。そのため積極的に介入することは考えていない。もっとも、耐震性に問題がある団地については、市として財政出動も選択肢に入れて建替えを推奨、サポートしていくことが地域の安全を守るためにも必要であると考えている。
 
◆男女平等と魅力あるまちづくり
Q3．今年1月に「多摩市女と男の平等参画を推進する条例」が施行されたが、男女平等参画を実現するには具体的にどのような取り組みが考えられるか。
条例が制定された趣旨は、個人が性別に関係なく尊重される世の中を実現することにあると考えています。もっとも、生活を営む上で男女の肉体的、生理的な相違点が存在するのも事実です。これらの事実を前提としても仕事や家庭の中で個人が尊重される世の中を目指し、市としては、就業支援や就労条件の格差低減に取り組むとともに、家庭内での暴力撲滅にも取り組み、仕事や家庭の中で個人が尊重される世の中を実現していきます。
Q4．多摩市の地域資源を活かし、転入者や訪問客の増加につながるアピールをするために、どんなアイデアを持っているか。
多摩市には豊かな緑に加えて、東京ベルディ、サンリオピューロランドといったスポーツ、エンターテイメントにも魅力があります。しかし、これらのアトラクティブな魅力が充分に対外的にアピールされていたとはいえません。多摩市に多くの方に来てもらうためにはこれらの魅力を官民が一体となってアピールしてき、一定の訪問者に来てもらうことでさらにアウトレットなどの複合施設を誘致できる環境を整えていきたいと考えています。
 
◆環境とエネルギー
Q5．多摩市は公園が多く、街路樹や雑木林などの緑も豊かだが、そうした緑の維持管理費が市の財政を圧迫しているとの指摘もある。これからの「緑の施策」はどうあるべきか。
多摩市の豊かな緑は、コストがかかる資源ではなく、プロフィットを生み出すための資源と位置づけるべきです。そのためには資源ごとにかかるコストと潜在的な収益性とを試算し、採算の取れない資産を払い下げ、その資金を原資として、たとえば課金型のアスレチックランドを造設するなど、潜在的な収益性を現実化させるための投資を行っていきます。
Q6．東日本大震災後に制定された多摩市非核平和都市宣言の中に、「私たちは、人と人との絆を大切にし、原子力に代わる、人と環境に優しいエネルギーを大事にしていきます」という一文があり、市と市民団体・地元事業者の3者協定に基づく再生可能エネルギー普及の取り組みも始まっている。創エネ・省エネも含む地域のエネルギーのあり方について、どのように考えているか。
創エネに関しては、先ほどの緑の施策とも関連しますが、多摩市の豊かな自然の一部を太陽光発電事業者などに貸し出し、緑を維持するための費用を獲得しつつ、エネルギーも創り出すことで再生可能エネルギーを推進していきます。それと同時にスマートグリッドによりエネルギーの消費の見える化を図り省エネにも並行して取り組み持続可能な社会を実現していきたいと思います。
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