一本杉公園には、いろいろな顔があります。野球場やテニスコートといったスポーツをする空間と、せせらぎや池のある一休みする空間、そして斜面や街路樹といった散歩をする空間でし。春、古民家の前に白梅、紅梅が咲き、ミツバチの羽音が春の訪れる足音のようです。しばらくすると、サクラが街路に、芝生に、ピンク色の絨毯を敷き詰めます。その上では、いろんなグループがワイワイガヤガヤお花見をしています。夏、せせらぎでは、少年少女が裸足になって日が暮れるまで水とたわむれています。かたわらには、スニーカーがご主人の帰りを待っています。秋、池の前の芝生でお弁当を広げて紅葉を楽しみましょう。冬でもテニスコートではいい汗を流せます。
(緑のパークシティ「多摩」:多摩市制20周年記念誌)